チキントラクターってなに?
ニワトリを飼ってみたいけど、鶏小屋どんな形や構造がいいのかやり方がわからない・・・・
初心者でも作れるのかな。
ネットやyoutubeで観たことがあっても、
どんなサイズ感で、どのように作っていけばいいかって 分からないですよね。
過去の自分もそうでした。
そんな僕も雛から5年間育てきて、烏骨鶏の特性や飼育のポイントを習得してきました。
飼育ネットの選択ミスや脚の骨折治療など、辛い経験をしながらも継続飼育しています。
本記事では、僕の実体験からチキトラの作り方を失敗事例を交えて紹介していきます
チキントラクターとは
チキントラクターとは、移動式の鶏小屋です。
直訳すると鶏耕運機となりますよね。
トラクターというだけあって耕運するわけですが、 機械で耕すわけではありません。
ニワトリが、餌を探すために地面を掘り、雑草をついばむ 行動を利用するのです。
でも、普通の鳥小屋ではなくなぜ、わざわざ移動できる小屋にする必要があるのでしょうか?
例えば、あなたが家庭菜園で野菜を育てていたとします。
すると、堆肥や肥料を購入したり、草むしり、時には虫を駆除したりしますよね。
そこで、畑の歩行帯にチキトラクターを置き、そこで数日ニワトリに生活してもらいます。
すると鶏は地面をつついたり、穴 を掘ったり、絶えず排泄もすることになります。
つまり、チキントラクターとは、ニワトリの習性を利用して、耕運と施肥・昆虫の駆除を
自然農法的に行ってくれる画期的な移動式の鶏小屋なのです。
どれくらい働いてくれるの?
地面一面ビッシリと雑草が生えている所に、2〜3羽入ったチキントラクターを設置したとすると、
1週間でほぼ土だけの地面になります。
数羽の飼育であれば、幅50cm,長さ1.8m位の空間であればストレスなく生活できます。
鶏の数が多ければ、除草は早くなりますし大型の雑草だと根っこは残る可能性はあります。
雑草の減り方を見て、少しづつ場所を動かすことも有効です。
ざっと1週間で1畳分位の面積が耕運されて行くイメージです。
1週間で1畳分しか除草されないのか。と思うかもしれません。
サイズ感や駆動性考えると作るのが難しそう。大変そうだな。と思うかもしれません。
でもポイントをおえれば小さな自然農法を楽しめると思います。
🚜トラクターの作り方
これさえあれば、トラクターは作れる!
電動ドリル のこぎり、木材(垂木・1×4) 金網 ビス 屋根材があれば作れます。 デザインに拘ればキリがありませんが、廃材を工夫すれば低コストで作製できます。
⚒時間と労力はこれくらい
材料がそろっていれば、1日で作ることができます。
自分の場合、デザイン性を高め斜めにカットをしてしまったため
材料のカットに手間が発生して しまい少し後悔しました・・・
直角に組む方が材料もロスせず仕事が早いです。
📐トラクターのサイズ感はこんな感じ!
縦の幅200cm、幅60cm 高さは低いところが 50cm 高いところが80cmくらいの大きさです。
大まかですが、サイズ感はこんな感じです
実は超重要!天敵対策
目の細かいメッシュを使用しています。
イタチは数センチでも入ってくるぞ!
近所の先輩に教えていただき手頃なこのメッシュにしました。
4年間飼育していますが、イタチ被害には会っていません。
野良犬はまわりの地面を掘って中に入ってくる事もあるため、
野良犬がいるような場所での飼育の場合、
トラクターの床面に強度のある金網を張る必要があります。
かかった費用はこのくらい
骨組み木材:3000円
屋根:2000円
メッシュ:1500円
ビス:300円
蝶番:500円
だいたい7000円くらいです。
小屋
日よけ、寝床となる部屋は2階にしています。
部屋の中敷は掃除がしやすいように、
引き出せるようにしました。
失敗
写真のトラクター重さ30kgもあります。
作っていくうちにどんどん重くなって行ってしまいました。
タイヤを支点に持ち上げ転がす移動となります。
タイヤの位置が本体のフレームに付けてしまったため、
タイヤが支点にならずフレームを引きずる羽目に。
ここは、今後改善していきたいところです。
まとめ
このトラクターは、骨組みを斜めにしたことで
組みつけが非常に難しかったです。
デザインにこだわりがなければ、
直角で作ることをおすすめします。
また重量が重くなって長さが長いと小回りがきかないので
畑では使いにくくなってしまった。
でも固定式の鳥小屋よりも移動することで、
変化が生まれ楽しくすることができると思います。
今回、我が家のチキントラクターをざっと紹介させて頂きました。
チキントラクターは廃材でも作れるし、材料費も低コストで
簡単に作れる。数匹の鶏なら小さなトラクターでも
充分飼育することができるのでお勧めです。
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